これやばいです。
まさに
iPhoneSTG時代の幕開けとなる一作。唯一、AC版IIの新システム、「覚聖絶死界」がなくなっていますが、(嘘。ありました)ステージ構成やボスの攻撃パターン、ボイスなどは劣っている点を探す方が難しいぐらいの完璧な移植になっています。本当、ストIVといい、このエスプといい、iPhone開発のゲーム系ミドルウェアになにかあったのでしょうか?
システムとか稼ぎとか少し解説
本作には「iPhoneモード」と「Arcadeモード」のふたつのモードが搭載されています。「Arcadeモード」の方は前述の通り覚醒絶死界を抜いたアーケード版の完全移植。「覚聖絶死界」は、操作モードをexpertにしないと使えないようです。後述する「iPhoneモード」に比べて地味な印象ですが、明らかにこちらの方が難しいので慣れたらこちらに挑戦してみるのもよいかもです。
「iPhoneモード」の方には「覚醒翔撃波」なる、iPhoneならではのシステムが搭載されており、発動すると自機が操作出来なくなる代わりに、タッチした場所の敵弾を精霊石に変えてしまえるというもの(発動した瞬間、自機の周囲の敵弾は消える)。これの真骨頂は展開時に画面中央に表示されるスコア倍率で、x0からx500(!)まで、展開している時間に応じてカウントアップしていき、覚醒を解いた瞬間、画面全体の敵弾が金塊に変わり、表示されている倍率で金塊がわんさか降ってきます。ただ、この「覚醒翔撃波」は敵弾を石に変える効果に加えて、攻撃力も持っているので、敵機に当てると破壊してしまう事があります。ここは良し悪し。
タッチすると敵弾が精霊石に変わる、という部分がミソで、「iPhoneモード」では精霊石のストックがMAX300個までなのですが、覚醒中はこの操作により覚醒時間を引き延ばす事が出来ます。エスプの恒例で、覚醒中は敵の攻撃が異様に激しくなるので割合簡単に維持する事が可能。これを繰り返しながら中央部の倍率を上げて、なるべく高い倍率と多くの敵弾が両立したタイミングで覚醒解除(精霊石がなくなるパターンでも、自力で解除でも、どちらでもOK)!で一挙大量得点、というのがこのモードの基本的な稼ぎ方になります。
上記の新システムに加えて、「iPhoneモード」では覚醒していない状態でも中型機を倒すとその機体が放った弾が精霊石に変わる、というものすごい仕様になっているので、オートバリアのシンプル操作と組み合わせると、クリア自体はかなり楽勝。弾幕STGと聞いて腰が引けている方でも、恐らくSTGゲームをノーコンニュークリアという偉業を達成出来るものと思われます。