>& STDOUT

主にソフトウェアに関する日々の標準出力+標準エラー出力

部下があなたの指示に従わない4つの理由とその割合

たかだか数年程度ですが、指示というか仕事を人にお願いしなければならない立場を散々経験してちょっとわかってきたので自戒も込めてエントリー。


何を出力すればいいかわからない(80%)

人間、特に日本人は基本的に勤勉ですから、正当な立場から仕事をお願いされれば普通従います。なのにも関わらず期待する成果が得られない原因のほとんどがこれでしょう。「二度言わせるな」はコミュニケーションをナメてるとしか思えない愚の骨頂で、相手と確実に出力のイメージを共有できるまでは、二度どころか百度でも千度でも、話し合いをする必要があります。

まず最初に「自分が何を出力してほしいか明確に確実に揺るぎなくイメージできるか?」を確認。これが出来ていないのに相手に伝わるワケが無いです。出来ていると思えたら、真摯さと熱意と敬意を持って相手に伝えましょう。しかし、これも相手のアンテナの精度によって伝わり方が大きく異なりますので、相手のキャラクターに合わせた伝え方を都度考えなければなりません。

敬意が必要なのは、何度も聞くと能力を疑われるんじゃないか?という不安を相手に与えないようにするためです。相手を侮って損するのは結局自分です。本当。というか敬意無しで健全に成り立つ関係性なんかありません。

こういう事が面倒と感じるタイプの人は最初から他人に仕事をお願いする役割に向いてません。周りみんな迷惑しますので、今すぐやめて専門職に転向しましょう。

何を出力すればいいかはわかるがやり方がわからない(15%)

稀にあります。幸運にも出力のイメージは共有できたモノの、プロセスを作れないパターン。指導とかモノを教えるのはこういうときぐらい。この場合も、プロセスひとつひとつがなぜ出力に結びつくのか?その必要性をしっかり伝えないとやらされてる感が高くなります。時にはやってから"わかる"事もあるのですが、そういう場合も自分の経験からするとそういうモノなんだよ、と相手に納得してもらう必要があります。これは、相手から「この人の言う事ならとりあえずやってみよう」という凄まじくハードルの高い信頼をあらかじめ得ておかなければなりません。というか信頼抜きでやっても、相手に自主性が無いので”わかる”まで至らない事が多いです。

あと、出力は明確にイメージできるものの、そこに至るプロセスがこちらもわからない、という場合があります。この場合は一緒に検討する、出来る人に聞く、学んでもらう工数を足す、など追加の施策が必要です。この工数を上手く見積もるのはけっこう高等技術に思えます。

本当に忘れている(4%)

ここまできて、はじめてがっかりしましょう。上ふたつが出来ない人が部下に失望する資格はありません。で、がっかりするだけでは能がないので、どうして忘れちゃったんだろう。TODO管理とかどうしてる?次にそれを繰り返さない為にどうしようか、を相談してから、リカバリ策を検討します。極論すると、タスク管理の方法を指導していないのが悪いです。でも、協力会社さんなどの外部の方にこれやられるとキツいです。一応、自社でこの辺教わってきてる、、んですよね。よね。

嫌われている/疎まれている(1%)

上記全て当てはまらないのに、それでも出力が無い場合、ようやくここに思い至りましょう。これは、自分と相手の能力にあまり関係なく、常に一定の確率で起こります。しょうがないので、場所を変えるなり役割を変えるなりして、一緒に仕事をするのを諦めましょう。私はみたことがありませんが、更にハイレベルな人になると、「どうして嫌われているんだろう」を考えて、胸襟を開いて相手と話し合う事で関係を改善するというミラクルな芸当をこなす場合もありますが、通常そこまでやる必要はないと私は思います。万人にこれやってたら疲れちゃうでしょう。自分も大事です。

また、先述の3つがこじれにこじれた結果「あいつ何言ってるかさっぱりわかんない」と、ここに行き着くパターンもありますので、やっぱり最初のひとつが出来ないなら、人に仕事をお願いする立場は避けた方が賢明です。