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主にソフトウェアに関する日々の標準出力+標準エラー出力

TABOK - テスト自動化のスキルカテゴリ 10, 11, 12


http://www.automatedtestinginstitute.com/home/index.php?

TABOKで定義されている12のスキルカテゴリの触りをお伝えするこのシリーズもこれで完結です。本も届いたので中身を読み込んでいこうと思います。

Skill Category 10: Debugging Techniques

Types of Errors.

自動テストがどのように設計、実装されているかに関係なく問題が発生することがあります。時にスクリプトの問題であったり、アプリケーションに関連するものであったりしますが、根本原因を見つけることは必ずしも容易ではありません。スクリプトデバッグを効率的に行えないと深刻なスケジュール遅延をもたらし、時に自動化の推進自体をストップさせてしまうことがあります。


スクリプトデバッグの最初のステップは、検出される可能性があるエラーの種類を理解することです。スクリプトの実行時に発生する可能性のある主要、かつ一般的なエラーには次の4つがあります。

  • 構文エラー
  • ランタイムエラー
  • 論理エラー
  • アプリケーションエラー
Debugging Techniques

デバッグの最も困難な部分は、エラーの真の原因を見つけることです。これにはエラーを再現させ、エラーの主な情報源を発見するプロセスが伴います。とても頻繁に発生するエラーにはそれを発見するためのいくつかのテクニックが存在します。これはその時点でそのエラーがアプリケーションの欠陥であるか、スクリプトのエラーであるのかを判別し、その後エラーを修正するための対策を検討するのに役立ちます。効果的なデバッグプロセスは通常次のようになります。

  1. エラーの識別
  2. エラーの再現
  3. エラーのローカライズ
  4. エラーの修正

Skill Category 11: Error Handling

Error Handling Implementation

エラー処理はテスト自動化スクリプトの中でもさまざまな方法で実装されていますが、そのほとんどは次の3つのカテゴリに収めることができます。

実行実装(Run Implementation)ってなんですか… 
Error Handling Development

過度の実行時エラーはテスト自動化を致命的に妨げるため、実行時エラーやその他予期しないシステムを効果的にハンドリングするルーチンはとても重要です。下記の図はエラー処理のアプローチを成功させるための開発プロセスを示しています。プロセスは以下のとおりです。

  1. 潜在的なエラーの診断
  2. エラー補足メカニズムの定義
  3. エラーログデータの生成
  4. エラーハンドルルーチンの生成


Skill Category 12: Automated Test Reporting

テストレポートとその分析は非常に反復的なプロセスであり、多くの時間を必要とすることがあります。このカテゴリではどのように効果的にこれらのレポートを生成するか、にフォーカスします。自動テストフレームワークによって生成されるレポートの種類は以下のとおりです。

  • ハイレベル(スイート/テスト)レポート
  • ローレベル(検証ポイント)レポート